んんんんんん〜プロミネンス☆ミサト〜 part1 | страница 2

「今、駅に着きました」 「今ごろ?何かあったの!?」 「ええっ!?だから今ちょうど十時じゃないですか」 時計を見ると、確かに集合時間と同じ10時だ。 「夜の十時に集合する馬鹿がどこにいるか!?」 「ええっ!?普通じゃないですか?私いつも規則正しく、夕方六時に起きて、 昼の十時半に寝てますし」 「典型的昼夜逆転じゃないか」 「それじゃあ、また明日面接して下さいますか?」 「ああ良いよ、その代わり明日こそ絶対『朝』十時に I 駅に来てね」 ところが、 次の日も神代真理子は I 駅に現れなかった。 1時間待っても来ない ので、ついに作者が帰ろうとしたその時…真理子から電話がかかってきた。 「もしもし、作者ですけど」 「真理子です。今日は緊急事態なので面接を休ませて頂きます!!」 真理子の切迫した声で作者の脳裏に最悪の事態が横切った。 「何があったの!?」 「深爪です。今日の朝爪を切ったんですけど、うまく切れなくて…爪に違和感 があるんで、今日の面接はおやすみさせて頂きます」 「そんな理由で休む奴がいるか!?」 「ええ、たくさんいると思いますよ」 「いないよ!」 「…今日、午後からでもいいから、面接に来てくれるか?普通ならとっくに不 採用で当たり前の状況なんだけど…」 「…つまりそれだけ人手不足ってことですね!」 「お前が言うなよ!」 「…その、 今から出来るだけ早く I 駅まで来てくれる?高校中退して職を探して るんでしょ?」 「いいえ。ただ遊びたいだけです!」 「それ言っちゃダメだから…」 「…実を言うとね、ここ『変な人研究所』はつい一週間ほど前にできたばかり でね…まだ仕事らしい仕事はしていないんだ。しかも基本的には変な人にイン タビューをして、それ本にするという業務内容なので、給料が出たとしても印