んんんんんん〜プロミネンス☆ミサト〜 part1
『んんんんんんん〜プロミネンス☆ミサト〜
注意:この本は『んんんんんんん〜イルージョン真理子〜』の続編です。前作
をまだ読んでいない方は、そちらを先に御読み下さい。
〜Part1~
前作で主人公だった小杉優太は、ついに主人公の座を作者ことプロミネンス
☆ミサトに奪われた。彼は通信制高校に再入学し、毎日家で勉強一辺倒で小説
を執筆する時間などまったく無かったからだ。
ド田舎駅である I 駅から、
徒歩1時間ほどの森のなかに…一軒の丸太小屋があ
った。
看板には
「駅から歩いて1時間!交通の便がいい都市型
『変な人研究所』
。
車は来れません」と書かれている。一軒家ほどの大きさの丸太小屋からは明か
りとともに…何やら話し声が聞こえてくる。一人の女性…プロミネンス☆ミサ
トが電話で親しげに誰かと話していた。
「真理子?お久しぶり。高校はどう?」
「あー、辞めちゃった」
「ええ!?やめちゃったの?」
「作者さんこそどう?」
「私は大学卒業したよー」
「就職は?」
「就職?ここの『変な人研究所』が私の職場だよ」
「そっかー。それじゃお願いなんだけど、私を『変な人研究所』の研究者の
一員にしてくれない?」
「真理子、
ずいぶん前から夢だったもんね!でも、
それには面接が必要だよ?」
「うん、絶対寝坊しない!」
「それじゃあ、明日10時に I 駅で集合、そこで簡単な質問をするからね」
「わかったー」
しかし、
10時になっても I 駅に真理子は現れなかった。
そして深夜十時に電
話がかかってくる。
「こちら『変な人研究所』です」
「あっ、作者さん?真理子でーす!」
「こんな時間に何よ!?」作者はイラついて言う。