ドイツの実情 2015 | Page 59

国連の2030アジェンダは、重要な未来の諸問題に関して、持続可能な開発の促進を図る 考慮した 上で、経 済 的・生 態 学 的・社 会 的レベルで、持続可能性の拡大に向けた 世界的な転換の追い風となるであろう。 これは「普 遍 的」なアジェンダとなるべ きものである。つまり、すべての国家に適 用され、来る15年間、開発援助の枠をは るかに越えて、幅広い政策領域に関わる ものである。飢 えや貧 困と戦うほか、未 来の世代の生存基盤としての地球を守ら なければならない。また経 済システムと 生 活スタイルはもっと適 正に、もっと持 続 可能に、もっと効率的にならなければ ならない 。そして 効 果 的・包 括 的・民 主 的なさまざまな機関や、責任ある政権運 営や、法 治主義を通して、差 別と戦わな ければならない。最後に、持続可能な安 定を目指す2030アジェンダには 、い わ ゆる「マルチアクターアプローチ」が必要 である。すなわち、2030アジェンダの実 現には、政 府のほか、さまざまな社会 的 グールプや、経 済、科 学が 、重 要な 役 割 を果たすのである。