ドイツの実情 2015

14 | 15 ドイツ概観議会と政党ドイツ連邦議会は、4年ごとに、選挙権を有する18歳以上の市民によって、自由・秘密・直接選挙によって選ばれる。連邦議会はドイツの国会である。最低598の連邦議会議員の半分は、政党の州名簿による選挙（第2票）に割り当てられ、もう半分は、299の選挙区における候補者の選挙（第1票）に割り当てられている。ドイツの選挙制度では、ひとつの政党が単独で政権を握るのは難しく、政党連合が通例である。小政党や極小政党の存在によって多数派の形成が困難になるのを防ぐため、5％条項と呼ばれる制限条項を設けて、連邦議会から極小政党の議席を排除している。現時点では、5つの政党が連邦議会に代表を送っている。すなわち CDU、C SU、SPD、左派党、それに同盟 90/緑の党である。連邦議会でキリスト教民主同盟（CDU）は、1949年の第1回連邦議会選挙から、バイエルン州でのみ活動する姉妹政党キリスト教社会同盟（C SU）と共同で院内会派を組んでいる。自由民主党（FDP）は、2013年の連邦議会選挙では 5％条項をクリアできず、1949年以来初めて、連邦議会で議席を確保することができなかった。現在の連邦政府は、C D U/C SUと社会民主党（SPD）の連立によって担われている。アンゲラ・メルケル（CDU）が連邦首相、ジグマル・ガブリエル（SPD）が副首相、フランク＝ヴァルター・シュタインマイアー（SPD）が連邦外相を務める。左派党と緑の党は野党である。政党ドイツ・キリスト教民主同盟（CDU）党員457,488人 2013年の選挙結果：34.1％ドイツ社会民主党（SPD）党員459,902人 2013年の選挙結果：25.7％左派党党員60,547人 2013年の選挙結果：8.6％同盟90/緑の党党員60,329人 2013年の選挙結果：8.4％キリスト教社会同盟（CSU）党員146,536人 2013年の選挙結果：7.4％

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