Yoshimura 茶事記78号WEB用 | Page 12

「徹底的に自分を消費者に置き換える」 お茶屋さんの成功事例や消費者の座談会の会話から、店頭トーク への活かし方を考えてみました。 応用 1 ペットボトルのおもてなし系です。 フィルターインボトルの説明の時に、 ペットボトルの否定は絶対しない、と教えてくれた店長さん。 「あれだけペットボトルが売れているのだから、 否定したら、自分のライフスタイルを否定しているように 感じるお客様もいるはず」 ペットボトルでおもてなしは出来ない、と切り出すと反感を買うから おもてなしの出来るペットボトルです、と切り出すそうです。 お客様が、「ペットボトルと違っておしゃれー」と言ったら 自ら購入を決めるスイッチが入ったサインなのだそうです。 応用 2 まるで土鍋で炊いた 炊き立てのご飯みたいなんです。 相思相愛の急須に出会ってから わざわざ急須でお茶を淹れたいと思うようになった、 と語ってくれた 30 代の女性。 「この茶器、土で出来ているから呼吸してるんです。 土鍋で炊いた炊き立てのご飯って、普通のグレードのお米でも しみじみと噛んでいたいくらい、甘くて馨しいじゃないですか。 そんな感じなんです」と店員さんに言われて、 急須の購入を決めました。 もともと急須を購入する目的はなかったのに わざわざ急須を使う豊かなヒトになりたいと思ったそうです。 12 おもてなし♪