The Doppler Quarterly (日本語) 春 2018 | Page 75
大域的分散
全世界で行われたこの調査では、全般的に複数の地域で同じような傾向が見られました。ア
ジア太平洋地域、ヨーロッパ、および北米の回答者に関しては、いずれも多かれ少なかれ同
じような課題を抱えると同時に同程度の成功を収めており、ある程度予想どおりの結果が得
られました。
• 以下に示すように、アジア太平洋地域のクラウドリーダーは、わずかな差とはいえ、他の地
域の回答者よりクラウドの能力に自信を持っています。
「あ
• 北米と EMEA ( ヨーロッパ / 中東 / アフリカ地域 ) の 94% に対し、 96% が
る程度」
または「非常に」
効率的に新しいクラウド環境を展開していると回答し
ました。
• 北米の 90%、 EMEA の 94% に対し、 98% が「ある程度」または「非常に」迅速
に新しいクラウドベースのアプリケーションやサービスを開発していると回答し
ました。
• クラウドリーダーが挙げた最大の懸念事項の上位 3 つは、以下のとおりです ( 最も割合が
多かったものから少なかったものの順 )。
• アジア太平洋地域 : 信頼性、複雑性とサポート、セキュリティとプライバシー。
• EMEA: セキュリティとプライバシー、ガバナンスとコンプライアンス、既存のツー
ルとの統合。
• 北米 : セキュリティとプライバシー、信頼性、複雑性とサポート。
• EMEA のラガードは、インフラストラクチャコストの予測可能性に関して群を抜いて悲観
的な見通しを持っており、北米の 24%、アジア太平洋地域の 19% に対し、
34% が
「あまり」
または「まったく」
予測できないと回答しました。
組織内での役割を教えてください。
7 6
76
%
主要な
意思決定者
24
4 %
意思決定に
影響を与える立場
2018 年春号 | THE DOPPLER | 73