The Doppler Quarterly (日本語) 冬 2016 | Page 51
Kubernetes
Kubernetes は機能のほとんどの領域でバランスが取れています。
最近の更新により、大規模な展開が実現され、既存のスムーズ
な更新プロセスが改善されました。それとともに、コンテナーの
世界に 10 年間取り組み、週に 20 億のコンテナーを開始できる
組織の後ろ盾があれば、すでに急速に成熟し続け他を圧倒する
製品を得られます。
Swarm
これらの中で最もできて間もないツールですが、Docker はこの
1 年くらいで大きな進歩を遂げました。Docker はネットワーク機
能を大幅に改善しました。また、Docker の確かな開発力により
Swarm の進化は 1 年先まで続きます。Docker だけを使う小規
模な環境であれば、他のツールの利点を追加する必要はないか
もしれません。swarm-kubernetes 統合がもたらす機能により、
成長に応じて別のオーケストレーションレイヤーの採用と連携が
可能になります。
最後に
コンテナーの全容は見え始めたばかりで、急速に高度化していま
す。Swarm と Machine は、
イニシャルベータからまだ 1 年も経っ
ていませんし、Swarm 1.0 は 11 月の始めにリリースされたばかり
です。Kubernetes プロジェクトがリリースされてからたったの 18
か月しか経っていません。Mesos でさえ、
その Docker コンテナー
フレームワークに関してこの領域では比較的新しいのです。こうし
たことにも関わらず、この 3 つはすべて著しい成長と進歩を遂げま
した。すべてのツールの主要な機能が着々と強化されると予測し
ます。
まだ困惑している人のために、心配が無用になる情報をご紹介し
ます。
Google と AWS の両方が管理コンテナーサービスを提 供しま
す。Google Container Engine (GKE)
と Amazon s Elastic
Container Service (ECS) の両方で、管理オーケストレーション
アプローチが可能です。これらのサービスの詳細については、
Docker ブログ、cloudtp.com/insights を参照してください。
2016年冬号 | THE DOPPLER | 49