The Doppler Quarterly (日本語) 冬 2016 | Page 41
すべての開発プロセスと同様に、Docker イメージおよびコンテナーの構築と実行を
マスターするには詳細をさらに理解する必要があります。多くの点で、コンテナーと
Docker が上げた成果の要因は開発の容易さありました。標準規格と製品の開発が進
展するにつれて、さまざまなことが容易になるでしょう。
あらゆる場所にコンテナーを
システムを構築する新たな方法は今後数年間にわたって続くものと考える人は多いよう
です。それは過去には当てはまりませんでしたが、コンテナーには当てはまります。
コンテナーは、標準かつ有効な技術を提供し、管理ディストリビューションとサービス
指向の両方が可能になる管理アプリケーションアーキテクチャーまでの道筋を提示しま
す。この状態に到達しようと何年も取り組んで来ましたが、まだ成功してはいません。
最も説得力があるのはおそらくコンテナーのポータビリティが持つ利点で、それが今で
もコンテナーテクノロジープロバイダーのスローガンになっています。
この勢いが続けば、移行先がクラウドであってもそうでなくとも、コンテナーは将来ほ
とんどの IT 領域に関わることになると考えられます。このテクノロジーの実行可能性と
多様性は今後数年間、私たちが探求と活用を続ける対象となります。実際にいくつか
失敗することを考慮に入れてください。しかし、コンテナーが最終的に与える全体的な
効果は予測できるものです。
2016年冬号 | THE DOPPLER | 39