The Doppler Quarterly (日本語) 冬 2016 | Page 3

ドップラー効果 The Doppler が初めて世に出たのは、2011 年 ション開発の事業は小さなスタートアップ企業か のことです。とてもシンプルな HTML メールで、 ら、Global 2000 の企業を支援するクラウドエ さまざまなクラウドコンピューティングについて ネルギーとなるまでに成長しました。クラウドの 書かれた記事を集めて配信していました。内容 採用 ( そして採用を成功させる助言とベストプラ の面白さには手応えを感じていましたし、早くか クティスのニーズ ) はこれまでになく拡大してい らの購読されてきた読者の方にも満足してほし ます。それに遅れまいと、私たちは何百もの記 いと思ってきました。 事を発行し、何時間ものウェビナーを録画し、 当時、Cloud Technology Partners の社員は 9 人だけで、夏のインターンだった Brad が数 毎週金曜日には 5,000 人以上の IT プロフェッ ショナルに The Doppler を配布しています。 週間ですべてをまとめてくれました。完璧ではあ ボストンの本社の壁には初期の The Doppler りませんでしたが、得られるものは多く、企業 が 掛かっています。立ち止まって読むたびに のクラウドムーブメントへの関心を高めることが 懐かしく思わずにはいられません。この初期の できました。また、そうした動きの先頭に立つ、 レポートに始まり、私たちは今や Wall Street 設立して間もない私たちの会社への関心も寄せ Journal の記事となり、独自のポッドキャストを られました。 プロデュースし、一流のビジネスリーダーのエン 毎月発行していたものが、毎週発行の総括にな り、チームの拡大とともに私たちは独自の記事 を執筆し始め、初期のクライアントのクラウド タープライズクラウドに関するアドバイスを共有 しています。それどころか、クラウドコンピュー ティングについての本を 5 冊も出版しています。 移行を支援した際に学んだことを共有しました。 過去 4 年間で、世界で最も先進的な 250 社の 購読者数はすぐに増加し、 The Doppler がニー クラウドイニシアチブを主導し、私たちは多くの ズを満たしていることが分かりました。クラウド ことを学びました。その学んだことをなんとか共 は新しい技術で、どのようにコスト節減ができる 有したいという思いこそが、私たちの優秀なマー のか、展開を早められるのか、効率化できるの ケティングチームを刺激し、あの最初のニュース か、そして結果として事業をどのように変革でき レターの発行につながったのです。その思いは るのかと、誰もがその詳細を知りたがっていま 変わることなく、今お手元にある 1 冊にも生きて した。 時間を今日に早送りすると、Cloud Technology Partners は今や 100 人以上の社員を抱えていま います。The Doppler の最初の印刷版が、新 しい情報をもたらし、興味深い読み物となること を願っています。 す。 Brad はマーケティングを担当し、コンサル ティング、アプリケーション移行、アプリケー Chris Greendale 創設者、会長兼最高経営責任者 2016年冬号 | THE DOPPLER | 1