JAPAN and the WORLD Magazine JULY ISSUE 2015 #Issue 12 | Page 35
Yokohama by night.
成
長著しいアフリカは、世界中の注目
を集めています。横浜市は、2008
年の第4回、2013年の第5回アフ
リカ開発会議で開催都市を務め、
ア
フリカ各国のリーダーの皆様を市を挙げてお迎えす
るとともに、各国大使の皆様にお力添えのもと、関係
の構築と発展に貢献すべく、
力を尽くしてきました。
市内小中学校における「一校一国運動」を通じて、
横浜の多くの子どもたちがアフリカの国々につい
て学び、交流を深めました。今年8回目の開催とな
る「アフリカンフェスティバルよこはま」は、
アフリカ
文化を発信する、横浜の春の恒例イベントとなって
います。
いまや横浜は
「日本で最もアフリカに近しい
都市」
になっています。
とりわけ第5回アフリカ開発会議に際しては、
「アフ
リカ、
ともに成長するパートナーへ。」
をテーマに掲げ、
ビジネス連携の機会の提供、女性の社会進出支援
に、
力を注ぎました。会議にあわせ開催された
「アフ
リカン・フェア」
には多くの市内企業が出展し、
アフリ
カの皆様へ、水道、廃棄物処理などの技術をご紹介
しました。市内企業へアフリカのビジネス環境を紹
介する
「アフリカビジネスセミナー」
は、現在も継続
的に開催し、好評をいただいています。
One of the initiative taken by the City of Yokohama towards TICAD V is a new section in the African
Savanna zone of Zoorasia Yokohama Zoological Garden.
会議後には、独立行政法人国際協力機構(JICA)
と
協力し、
「日本・アフリカビジネスウーマン交流プログ
ラム」
を展開しています。
そして、第5回アフリカ開発会議を契機に、
ベナン共
和国コトヌー市との交流が始まっています。今年2
また、会議の公式サイドイベントとして開催した
「女
月には、横浜市会議員の皆様による
「日本アフリカ
性の活躍と経済成長」
シンポジウムを通じて、
アフリ 友好横浜市会議員連盟」が設立され、交流が一層
カの更なる発展には女性のエンパワーメントが必要
深まっています。そしてこの4月には、
よこはま動物
不可欠であることを、広く共有することができました。 園ズーラシアに、新エリア
「アフリカのサバンナ」
をオ
ープンしました。
アフリカの雄大な草原を再現したこ
のエリアでは、
日本初となる、
肉食動物のチーターと、
シマウマなどの草食動物の4種混合展示が大きな
人気を博しており、横浜とアフリカの距離はますます
近くなっています。
今後、
日本とアフリカが一層連携を深め、互いの経
験や知見を活かし、真のパートナーとしてともに成
長していけるよう、横浜市として、
しっかりと役割を
果たしてまいります。
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