IES Tokyo Shinbun Vol. 77 | Page 2

E-pal program is one of Tokyo’s unique programs to encouraging the students to make close friends with the local university students and learn through the experiences with them. Misa shared her stories of 5 semesters as an E-pal in past 4 years. 東京プログラムが提供している中で、他のIESセンターにはないユニークなプログラ ムの一つにE-palプログラムがあります。日本の大学に通う学生との交流や経験を通 して、留学たちにより深く日本語や文化を学んでもらうために作られています。この E-palプログラムに大学4年間の中で5学期も参加してくれた大場弥佐さんが、活動 で経験したことやそこから得たものを話してくれました。 私が初めてIESのE-palプログラムに参加したのは大学1年の後 期でした。友人に誘われて夏に説明会に行ったのが始まりです。も ともと海外の文化や人と接するのが好きだったので「世界中に友達 を作りたい!」と思い申し込みました。それ以来、5回E-palをや らせていただき、E-pal活動は私の青春時代の大事な一部となって います。 しかし、この活動に参加する前に想像していたことと現実が異な ることもありました。例えば、来日前のメール上でのE-palの印象 と実際の雰囲気が異なり戸惑ったこともありました。メール上では とても明るい印象を受けても、実際はとてもシャイな性格でなかな か心を開いてくれないという子もいて、その学期中はどうしたら楽 しんでもらえるかをよく考えていました。 また、いい意味で想像と異なった点は、E-palたちがいま日本の 外ではどんなことが起きているかを教えてくれ、視野を広げて世界 を見るきっかけを与えてくれたことです。E-palたちが自分の国に ついて話してくれる機会が今まで何度もあり、その度に世界情勢や 文化、法律について学べたのはとても良い経験でした。 そして、文化の違いにより少し悩んだこともありました。それは 時間の感覚の違いです。ある日、E-palたちと待ち合わせをして、 連絡が取れないまま一時間半待ち続けたことがありました。やっと その子たちが待ち合わせの場所に来た時には何事もなかったかのよ うに元気な声でHi~!!と言われ、「ずっと待たせてごめんね」とい う言葉を期待していた私は正直戸惑いました。また、この気持ちを 伝えるべきか、伝えるとしたらどう伝えるべきか悩みました。しか し「連絡がないまま一時間半もここで立って待っていたんだよ。連 絡してほしかったよ。」と伝えると、素直に謝ってくれたので、そ の問題はすぐに解決しました。自分の感じたことはきちんと言葉に して伝えなければ、相手には自分を理解してもらえないということ をこの経験を通じて学びました。特に、「察する」という文化の中 で生活している日本人は、無意識のうちに自分の気持ちを内に秘め てしまう癖があるので、思いを言葉にして伝えることはとても大切 だと思いました。 今後E-palプログラムへ参加したいと思っている神田生には、や りたいと思ったことには何でも挑戦してほしいと伝えたいです。特 に海外の子と触れ合えばそれだけ自分の視野は広がるので、若いう ちに色んな経験をした人と触れ合って自分の可能性を広げてくださ い。 また、このプログラムに参加したいと考えている未来のIES生に は、社会人になったら海外で3か月も生活できる機会なんてなかな かないと思うので、ぜひこの機会にプログラムを利用して日本で友 達をたくさん作って、日本を第二の母国だと言ってもらえたら嬉し いです。 何か新しいことに踏み出す際には、上手くこなせるかわからない と不安になることもありますが、大丈夫!何とかなります! 神田外語大学 外国語学部英米語学科 4年 大場弥佐 I join ed the E-pal program for the first time when I was in the second semester of freshman. It started when my friend asked me to go with her to attend this meeting for the program in summer. I already loved to communicate with people and culture from overseas that time, so I applied to the program because I wanted to make friends all over the world. Since then, I attended the program for 5 times and it became one of the best part of my university experiences. また、このプログラムに参加して勉強になったことは、教科書に は載っていないような英語での表現の仕方やスラングをE-palたち から教えてもらえたことです。面白い表現や汚い言葉をたくさん教 わりました。また、英語のリスニングとスピーキング能力はこのプ ログラムのおかげで伸びたと、海外ドラマを見ているときによく感 じます。 女の子同士の会話は、世界共通でいつも楽しいということも、活 動を通じてわかりました。恋バナや自分の秘密の教え合いなど、女 の子ならではの会話を英語で楽しめたのは、とてもいい経験です。 初めてE-pal担当をしたマシューさん(左)とさよならパーティーにて