IES Tokyo Shinbun Vol. 72 | Page 3

は、これからの生活に何を期待していいか 全くわかりませんでした。本を読んだり、 以前の学生のブログを見たりして、色々な ことに備えたりしてみましたが、それでも この「外国に住む」ということについてと ても不安でした。時には間違った選択をし て、適当にやり過ごさなければいけないこ とも人生の中ではありますが、それに一年 を費やすことにもなれば、それはとても長 い時間です。 しかし、そんな心配とは裏腹に、前半の 4か月は今までの人生の中でも一番と言え る経験ができました。 います。色々な場所に一緒に観光に出かけ たり、ホストファミリーのいとことゲーム で遊んだり、毎晩夕食を囲みながら話をで きるということは、間違いなく留学生活を する上で決めた最良のことだったと思いま す。長い一日を終え、電車に揺られて帰っ てきた時、「おかえりなさい!」と誰かがい つも迎えてくれることは本当に素晴らしい 気持ちでした。状況は人それぞれで、時に は想像と違ったという人もいるかもしれな いけれど、自分にとってこの4か月間はホ ストファミリーがいてくれたからこそ、こ こまで楽しかったのだと思っています。 留学生活を体験した人はわかると思いま すが、外国生活に浮き沈みがあることは受 け入れなくてはいけません。いい日もあれ ば、悪い日もあります。でも前者は後者を 上回り、何か辛いことがあったり、アメリ カの家が恋しくなったりすることもありま したが、いつも日本で新しくできた友達が 自分のそばに一緒にいてくれて、日本での 生活に適応するのにとても苦労した時でさ えも、なんでこの留学をしたかったか、初 心を思い出させてくれました。 冬休みの間はアメリカに戻りますが、こ んな早く過ぎる4か月は本当に初めてでし た。また休みが終わって日本に帰ってくる のが楽しみです。 聞くと長そうな4か月間も、自分にとっ てはあっという間で、簡単には言い表せな い位色々な経験をしました。留学初日か ら、歩いて目に入ってくるものや、経験が 全て新しいということの素晴らしさを感じ ました。普段生活し慣れていることをする 素晴らしさを感じながらも、素敵な友達た ちとの出会いや、食べ物、行く場所などを 通して、新しく何かを発見することの本当 の楽しさを感じられました。時々何もせず リラックスした日を過しながらも、授業や 旅行、友達との冒険など、ほぼ毎日を他で は決して体験できないことをしました。 特に、一学期お世話になった私のホスト ファミリー無くしては、前期一学期間の素 晴らしさを語ることはできません。正直な 話、ホームステイをするという決断は簡単 なものではありませんでしたが、今は実際 にその選択をして本当によかったと思って ホームステイをしてくれている木内さんご一家と一緒に。来学期も引き続きお世話になります! Dr. Karl Friday will leave IES Tokyo Center after the 4.7years of his dedicated work. He’s been always with us for both good days and bad days almost 5 years. We met over 400 students during this time and shared so many memories together. We are sad not to have him as our center director anymore, but very happy for his new teaching career at the Saitama University starting this April. We are sure that we see him again for our annual alumni reunion party! 4.7年間所長を務めたカールさんが東京センターとお別 れすることになりました。ほぼ5年という長い期間、東京 センターでは色々なことがありましたが、沢山の時間を共 有し、400人以上もの学生に出会ってきました。 カールさんとお別れするのは寂しいですが、4月から埼 玉大学の教壇に立つのとのことで、ご活躍をスタッフ一同 お祈りしています。4月からの新生活がんばってくださ い!毎年夏に行っている同窓会で次に会うが楽しみです!